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「若手研究者ミーティング」の開催にあたって 馬越佑吉教授を研究拠点リーダーとする21世紀COEプログラム「構造・機能先端材料デザイン研究拠点の形成」が発足し、「先進的材料開発」をキーワードに、材料基礎技術の発展から工業製品の実用化を視野に入れた幅広い専門分野集団としての研究者グループが形成されている。各研究者がスパイラル的に有機的に連携し、その成果を相互にフィードバックして、総合的な技術革新・飛躍を目指すことが一つの趣旨となっている。その中で若手研究者は、これまで公募型研究費用の支援などを通じて、若手研究者が掲げる個別の専門分野における研究活動推進に積極的に取り組んできた。 この研究拠点形成プログラムに参加する我々若手研究者は、その趣旨にあるとおり、他分野間の技術・研究のこれまで以上の融合と、そのための積極的な連携づくりの必要性を強く認識している。特に若手研究者自身が主体的となり、積極的かつ斬新な発想を基に、独自の活動を推進していくことが重要であると考える。そのために若手研究者ができることとは何か、と考えたとき、若手研究者であることの特徴を最大限に活かすことのできる機会を、若手独自で企画して、設定する必要があるとの考えに至った。このことは、COE拠点リーダーである馬越教授からも大いに御賛同をいただき、この度、若手研究者が主体的となって「第一回 若手研究者ミーティング」を企画することと相成った。 この「若手研究者ミーティング」は、これまで行ってきた若手研究者の研究成果を単に報告しあうことにとどまるのではなく、個々が抱える研究課題の要旨、研究手法、アピールポイント、さらにはその問題点を互いに理解、指摘しあうことにより、個別技術の融合の可能性を見いだすこと、さらには独創的な研究領域や課題の抽出を図ることを趣旨としている。このため本会は、個人の研究課題を説明することに主眼をおいたプレゼンテーションと、さらに、互いの連携を推進するために活発な議論や意見交換を行うためのポスターセッションの二部構成からなるスタイルを設けている。一つの課題に対して個別専門性に優れた若手研究者が幅広い観点から議論しあうことによって、単に基礎から応用に至る個々の専門領域にのみに特化した研究体制から脱することを主眼においている。また、研究者としての基礎能力、マネージメント能力、ディスカッション能力などを養う機会としても捉え、自己育成を志すものである。このような活動が、COEプログラムの趣旨とする系統的・統合研究体制の構築、さらには独創的な研究拠点形成に少なからず貢献できるものと信ずるところである。 若手であるからこそ気軽に、アクティブに、迅速に協力しあえるという利点を最大限に活かすため、日頃の研究活動の中で柔軟な発想と行動を促すための企画が「若手研究者ミーティング」である。この第一回「若手研究者ミーティング」が、今後の研究活動推進に新たな息吹を吹き込み、若手研究者同士による、個別の研究課題を越えた新たな研究課題の発掘を促す,より機能的なグループ形成のための第一歩となることを我々は目指している。 |
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若手研究者ミーティング企画責任者 マテリアル科学専攻 助手 萩原幸司 生産科学専攻 助手 大畑 充 マテリアル科学専攻 博士後期課程学生 白土 優 |
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