大阪大学 21世紀COEプログラム
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挨拶(

21世紀COEプログラム「構造・機能先進材料デザイン研究拠点の形成」発足にあたって

 産業革命を初め、新しい材料・機能の開発、改善が社会変革をもたらし、人類社会に貢献してきた。しかし、最近の材料とりわけ金属材料の研究は、個々の要素特性、狭い専門領域のみに特化し、材料研究本来の使命を忘れた感がある。本研究拠点では「材料研究の原点」に還り、強く「ものづくり」を意識した、いわば「ハイテクとロウテク」の融合による材料基礎物性から応用に至るまで幅広い研究領域において、実用段階での問題点とその解決策をも視野に入れた統合的研究拠点を形成する。

 「日本の大学院生は学生、欧米は社会人」、私は折にふれこのように学生に呼びかけ、自立を促している。日本の学生は親の仕送りか奨学金とは名ばかりの資金貸与にその生活を委ねている。経済的自立なくして精神的、研究面での自立など不可能である。大学院博士後期課程学生をCOE研究員として採用し、経済的にも精神的にも自立させる。また、海外の研究機関への派遣、物質・材料研究機構との連携大学院によるプロジェクトへの参画、著名な海外の研究者招聘による個別指導等を通じ、材料科学の将来を担うスーパーエリートを養成する。活力ある世界的研究拠点の形成にご理解、ご支援をお願いしたい。

拠点リーダー:
馬越 佑吉(大阪大学 副学長、マテリアル科学専攻教授)
  拠点リーダー:馬越 佑吉
mailお問い合わせ coe21@mateng.osaka-u.ac.jp
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Center of Excellence for Advanced Structural and Functional Materials Design, Osaka University