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今年度研究テーマ
1 生体組織誘導・異方性構造構築のための高機能性材料の開発と信頼性評価
2 微小領域X線回折法、超音波法などを用いた新たな生体組織の評価・解析技術の開発
3 結晶学的アプローチによる骨組織の再生機構・疾患形成機構の解明
4 遺伝子組み換え動物を用いた分子・細胞レベルでの生体組織配向化機構の解明
5 生体内外環境下での石灰化現象における核生成・成長、相変態機構の解明と制御
6 生体を含む特殊環境下で用いられる金属系材料の開発、単結晶化による塑性変形挙動の解明と高機能化
7 異方性孔導入を始めとする最適形状設計による材料の塑性挙動制御と生体組織誘導技術の開発
8 生体内自己組織化現象の解明とそれに基づく生体組織模倣型材料の開発
9 材料組織ならびに外場制御による細胞配列・細胞基質分泌制御
10 電子ビーム造形法(粉末部分溶解プロセス)などの各種製造プロセスによる金属系生体・機能性材料の設計と開発





結晶学や結晶塑性学などの材料工学で培われた評価・解析・制御法を生体組織ならびにそれを代替もしくは誘導する生体材料の構造・機能特性の解明に適用し、生体物性の評価、生体組織再生技術の開発、生体材料の創製を目指した教育と研究を行っています。とりわけ生体組織に特徴的な階層ごとの異方性配列・構造に注目し、生体を含む特殊環境下でさえも高機能発現を可能とする材料を創製するための “異方性の材料科学” ともいうべき新たなジャンルの学問体系を築くことを目的としています。