原子模倣(Atom Mimetics)により設計した相転移する力学メタマテリアルに関する論文(筆頭著者:奥川将行助教、第二著者:鐘ヶ江壮介(博士修了)が Elsevier社の学術雑誌 Extreme Mechanics Letter誌に掲載されました。

原子模倣(Atom Mimetics)により設計した相転移する力学メタマテリアルに関する論文(筆頭著者:奥川将行助教、第二著者:鐘ヶ江壮介(博士修了)が Elsevier社の学術雑誌 Extreme Mechanics Letter誌に掲載されました。
論文のURL https://doi.org/10.1016/j.eml.2025.102319
この研究では、面心立方構造の原子配列を模倣することで4つの方向から等価性質をもちつつ、実際の面心立方金属結晶では発現することのない特性を示すメタマテリアルを開発しました。このメタマテリアルは、4つの<111>方向への圧縮による特有の変形誘起相転移挙動をしめしそれにより衝撃を吸収します。さらに本研究では、その特性を有限要素シミュレーションによる変形特性予測と機械学習により設計パラメータから即座に予測するモデルを構築するとともに、実験によりそれを検証しました。さらにその逆解析により、求める特性を発現するメタマテリアルを自動的に設計する逆解析モデルも構築しました。軽量快適で折りたためるヘルメット、スポーツ用防具、衝撃で軟化して自動車やロボットとの接触による事故被害を軽減する緩衝材など、快適な生活と、安心なくらしに役立つ新材料創成への応用が期待されます。

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