第37回日本骨形態計測学会 医歯薬工連携による 骨形態計測学の新たな展開

会期:2017年6月22日(木)~24日(土) 会場:大阪国際会議場 会長:中野貴由

ご挨拶

第37回日本骨形態計測学会
会長 中野 貴由
(大阪大学 大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻 教授)
会長:中野貴由

この度、第37回日本骨形態計測学会を平成29年6月22日(木)~24日(土)に、大阪国際会議場で開催いたします。本学会を主催させていただくことになり、関係者の皆様に心から感謝申し上げるとともに、大変光栄に存じております。

本学会は、昭和54年、新潟大学医学部整形外科学講座の髙橋榮明先生主催の第1回骨形態計測ワークショップとしてスタートしました。その後、37年にわたり骨形態計測を中心とした骨の基礎・臨床研究の発展の場として学術活動に取り組んで参りました。骨形態計測学は骨の動的な姿や変化を可視化することで組織学的な定量解析を行い、組織・細胞・分子・遺伝子レベルでの基礎的知見や病態解明に大きな役割を担います。一方で、運動器として機能し、他臓器との関連により緻密に制御される骨の研究には、多分野連携による学際的な研究展開が必須です。さらに日進月歩で多次元的に解析技術が高度化する中で、骨形態計測学は新たなステージへと進化し続けています。

今大会は、「医歯薬工連携による骨形態計測学の新たな展開」をテーマに開催させて頂きます。骨の形態・代謝学に対する基礎・臨床分野の医学および歯学研究のみならず、骨粗鬆症をはじめとした骨疾患の病態や治療への創薬・薬効評価研究、さらには骨形態計測学の深化を目指した最先端計測・計算解析手法やそれに基づく材料・方法論設計といった工学的見地からの研究を融合し、英知を結集することで、骨形態計測学の新たな発展を目指したいと考えております。

最後になりましたが、本会の開催におきまして、理事長はじめ理事・評議員の先生方に多大なご協力を頂き、ここに厚く御礼を申し上げます。また、共催や協賛を頂きました企業各社の皆様方に深甚なる感謝の意を表します。今大会が参加者の皆様にとって実りの多いものになることを祈念しております。

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