Last updated: Apr./04/2022.


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量子材料物性学領域 (吉矢研究室)
大阪大学 大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻
大阪大学 工学部応用理工学科 マテリアル科学コース
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ONLINE CONTENTS
- (以下のリンクをご覧いただくためには、アカウント名とパスワードが必要になりますが、ガイダンス時に配布するか、個別に教えます
- [動画] 吉矢からのメッセージと簡単な研究室紹介(約10分)
- [動画] 研究室紹介のスライドショー(Apr/04, 15:15 updated)
- [PDF ファイル] 研究室紹介時配布資料(Apr/04, 15:15 updated)
- [連携先][WebPage] 新学術領域:機能コアの材料科学
- [連携先][WebPage] 異方性カスタム設計・AM研究開発センター
- [連携先][WebPage][動画] 日本製鉄材料基礎協働研究所(杉山先生・丸山先生・山本先生@マテリアル科学)(約1分)(Webリンク4/9アップデート)
連絡先:
- 電子メール:msp8-kengaku[at]mat.eng.osaka-u.ac.jp(吉矢研究室)
- 電話: 06-6879-7476 (研究室共用電話)
- 居室: R3棟213号室 (講義が行われるR1棟の2Fから北に向かい渡り廊下を越えてR3棟に入り左折奥)
- 注:電子メールには名前と学年と学籍番号か阪大生であることが分かる情報(別大学の方はその旨を)を書いてください。
大学院生として
我々は他大学からも含め、大学院生として当研究室のメンバーに加わることを歓迎いたします。
我々の研究室に興味があるときは、遠慮せず吉矢までご連絡下さい。さらなる詳細、例えば大学院入試に関して等は、
該当ページのマテリアル生産科学専攻の項目を参照して下さい。
研究面の一般的なことについては、下のFAQsをご覧頂ければ、よりおわかり頂けるかも知れません。その他のことは当研究室あるいは安田研究室の学生の皆さんにお気軽にお尋ね下さい(その方が良く分かると思います)。
学部4年生として
もしあなたが大阪大学工学部応用理工学科 マテリアル科学コースで勉強しているのなら、4年生になる際に配属される研究室として我々の研究室(吉矢研究室)を選ぶことが出来ます。通常4月に、研究内容や研究環境などの説明を含む研究室紹介が行われ、その後研究室を見学することが出来ます。
さらなる詳細は、FAQsをご覧頂ければ、よりおわかり頂けるかもしれません。その他のことは当研究室の大学院生の皆さんにお気軽にお尋ね下さい(その方が良く分かると思います)。
何か質問があれば、吉矢か藤井か研究室の学生に随時ご連絡下さい。
- 2024年度研究室説明会
- 4月 3日(水)、全体の研究室紹介が終わった後に開始 @ R1-211
- 4月 5日(金)、13:00~ @ R1-211
- 4月 8日(月)、13:00~ @ R1-211
研究者として
我々は、我々の研究室を訪問し、様々なことを議論して頂ける方を歓迎いたします。遠慮なさらずに、
吉矢か藤井までご連絡下さい。
その他
どの様な場合でも、遠慮なさらず、吉矢か藤井まで連絡して下さい。
- Q1: 研究室とはなんですか?
- A1: 自らが主体的に研究する上で、研究を遂行したり研究の仕方を学んだりすると共に、周りの人とディスカッションする場です。同時に、1日のうち大部分を過ごす場所で、研究のみならず様々な研究以外の活動をする起点となるでしょう。
- Q2: 研究室に配属されて、どうすればいいのでしょうか(自分に起きる最も大きな変化はなんですか)?
- A2: 授業・講義は常に受身であった小学生から学部3回生までの時と異なり、自ら行動する能動性が求められることかと思います。毎年、4回生が研究室に配属されて、見る見るうちに変わっていきます(みるみる成長していきます)。
- Q3: 研究室に配属されて、まず何をすれば宜しいでしょうか?
- A3: まずは深呼吸して、周りの人を観察し、周りの人となんでもいいので話して下さい。観察は科学の基本です。
- Q4: 研究室では一日中ずっと勉強しなければならないのですか?
- A4: メリハリを付けけじめをつけて下さい。御飯に誘われたりスポーツに誘われたり、学外での活動に誘われたりすることも多いでしょう。当研究室では、スポーツイベントの頻度・飲み会の回数などと学会発表の回数や学生の受賞数、すなわち研究以外の活動量・活気と研究成果の度合には正比例の相関が見られますので、研究以外の活動も大歓迎です。
- Q5: 研究室には何時に来て何時までいなければならないのですか?コアタイムとかありますか?
- A5: 基本的には自分で決めて下さい。ただ、周りの人や教員と時間が合わなければ研究上のディスカッションが出来ませんので独りぼっちになってしまいます。そのため、10時から14時をディスカッションタイムとして設定しています。ただし、自主的にマネージメントできる方はこの限りではありません。先輩方の生活パターンが参考になるかもしれません(参考にならないかも知れません)。研究活動に支障が出るようになれば、吉矢からなんらかの話しがあると思います。
- Q6: 研究テーマはどの様にして決まるのですか?
- A6: 基本的に、貴方が頑張ればそれに関して自分が世界で頂点に立てるように、独自のテーマを設定します。先輩方と協力関係にあったり先輩方に技術上や研究活動方法についての助力が得られることがあっても、先輩のテーマの下請となることはありません。但し、独自と言っても独りぼっちではなく、何らかの形で他のメンバーと上下ではなく斜めの関係で関わっていくことになるかと思います。当研究室で行なっている研究の一端は、このウェブサイトの研究のページ群に簡単に紹介されています。また研究室配属の後、研究室内で全てのメンバーによる研究室内研究紹介が催されます。そして自らが自分の興味についての考えをまとめていった上で、希望に基づき教員と相談しながら決めていきます。但し前述の理由で、先輩から紹介される既に行なわれている研究と全く同じものがテーマとなることはありませんし、当研究室では対応しきれないテーマが設定されることもないでしょう。
- Q7: 最初に計算的手法を用いると言うことですが、背後理論すら全く知りません。どうしたら宜しいでしょうか?
- A7: まずはやってみて、見てみて、それから考えましょう。まずは先輩などのアドバイスに従い、何でもお好きな計算機シミュレーションを行なって下さい。そうしたらなんとなく「フィーリング」が得られると思います。背後理論のお勉強は、それからで十分だと思います。まずは挑戦してみて、それから考えましょう。最初はゲーム感覚で結構です。
- Q8: いろいろな計算的手法により材料のシミュレーションを行なうのは難しいですか?
- A8: 実際に動かしてみるのは非常に簡単です。誰にでも出来ます。結果を見て何を理解すればいいのかを判断する為には材料工学・科学の知識が必要ですので、少し難しいです。本当に正しい計算を目的に応じた精度で行い、それを元に研究レベルでの考察に結び付けるのは簡単ではありません。ですが、教員や先輩方のアドバイスを元に徐々にゆっくりと理解していけば良いかと思います。
- Q9: プログラミングは非常に苦手ですが、大丈夫でしょうか?
- A9: プログラミングの知識は、予め必要ないと言っても良いでしょう。電卓が使えて「2+3x4」が計算出来るのならば大丈夫です。これまでに在籍した学生の皆さんを見ていますと、当初プログラミングスキルがあろうがなかろうが、違いは心理的障壁のみであったと言っていいでしょう(それよりも個性の差の方が大きい)。実際に研究活動に入っていくと必要に迫られて勝手に覚えます。プログラミングを行なう代わりに電卓を1万回打っても構いませんし、Microsoft-Excelの様な表計算ソフトを駆使しても構いません。ですが、覚える為の時間を含めてもプログラムコードを書いて大量のデータを一括計算したり繰りかえし計算させることで、電卓を打つよりもMicrosoft-Excelの様な表計算ソフトをマウスとキーボードを駆使して使う場合よりも何桁も早い時間で作業が終わり、早く終わって(あるいはコンピューターに作業を任せておいて)スポーツをしたり遊びに出掛けたり帰宅して美味しいビールを飲めたりします。これは計算的手法を用いる研究の場合の特殊な事情ではなく、実験的手法を用いる場合も同じです。一般論として、「面倒臭いことが嫌い」という人の方が早くプログラミングを覚えます。また、数値計算に於いて使うプログラミング技法・知識は、書店に置いてある初心者用の本の1/10も使いませんので、プログラミングスキルを取得してから研究に取り組むのではなく、必要に迫られた時(あるいは面倒なことはまとめて一気にやりたい場合)に必要なことだけを覚えていけばいいでしょう。出来るだけ単純作業はコンピューターに任せて、英気を養い、必要なことに頭を使うようにしましょう。
- Q10: 学会とかに行きますか?
- A10: それはもちろんあなたの研究の進捗次第です。これまでの先輩方の実績については対外発表記録をご覧頂ければ分かると思いますのでご覧下さい。様々な学生の皆さんの受賞についてもそこに記載されています。研究室の外と交わり、自身の世界を広げることは将来どの方向に進もうとも、極めて重要です。
- Q11: いったん研究室に属したら、ずっとそこの中でやっていくのですか?
- A11: 様々な形での研究室外、学外、国外のグループとの共同研究が多数ありますので、頻繁に外に出ていく機会があると思います。むしろ、普段の研究活動は研究室内で行なうにしても、どんどん外に武者修行に出ていってくれることを望んでいます。
- Q12: 研究で失敗したらどうしたらいいのでしょうか?
- A12: 貴方が言う「失敗」は予想が外れたことで、その考えに従わないと言う新しい事実の発見です。その他、身近なところで数々失敗するでしょうが、それは大歓迎で、必ずまわりのサポートがあります。むしろ、失敗しないように慎重すぎる姿勢はあまり良くありません。どんどん失敗して下さい。
- Q13: この研究をしていて、将来どの様な職業に就けるのでしょうか?
- A13: 学生時代の研究は、その専門分野について詳しくなることで軸足を作ることと研究を通じた自己研鑽の機会を与えてくれます。例えば、問題設定の仕方、問題解決への取り組み方、正解のないところでの判断の仕方、思考と行動のバランスの取り方、プレゼンテーションの仕方(コミュニケーションの仕方)、自己マネージメントの仕方など、挙げればきりがありませんが、非常に広い分野(これからの人生の中でプライベート領域も含め)で重要なことを実践的に学ぶことになると思います。実際、卒業していった研究室の先輩方は、昆虫の羽化に勝るとも劣らない成長を遂げて、様々なところで現在活躍されています。
- Q14: 研究室の過去の先輩方はどの様なところに就職していますか?
- A14: 修士課程の場合には就職活動は研究室レベルではなく専攻レベルで行なわれますので、冶金会誌をご覧頂ければ宜しいかと思います。
- Q15: 研究は楽しいですか?
- A15: 正解がある試験問題とは異なり自ら答えを作りだしていくことが必要で、常に順風漫歩とは行かずにその挑戦に不安を感じたり困難を感じたりすることがありますが、後で振り返るときっと良い想い出と共に確実な自分の成長が得られていると思います。研究には大きな山のみならず小さな山が散在していますが、研究の途中の様々な局面で充実感に満ちた学生の皆さんの笑顔を見ております。
- Q16: 何を質問して良いのか分からないのですが、どうしたらいいのでしょう?
- A16: 一歩踏みだせば景色は変わります。まずは「何を質問したらいいですか?」という質問をしてみましょう。
- Q17: 自分は頭でっかち/猪突猛進型なのですが、研究がうまく出来るでしょうか?
- A17: 行動する前に熟考することも、考えすぎる前に行動してからどうなるかを見てみることも、研究に於いてはいずれも重要です。自分が持っている方を大事に育てていきながら、他方を上手く取り入れていけばよいかと思います。
- Q18: 私は○○さん(自分が知っている研究者)のようになれる気がしないのですが、どうしたらいいのでしょうか?
- A18: あなたは自らの特徴を捨ててその研究者になる必要はありません。自らの特徴には必ず良い面と悪い面があります。良い面を活かし伸ばしながら悪い面を回避する迂回策を身に付ければ、貴方にしかできないことが出来るはずです。
- Q19: 先生や先輩が全て教えると考えて良いですか?
- A19: A2にあるように、受身ではいけません。自ら能動的に学びとって下さい。先生も先輩も学んでいる途中です。
- もし何か質問があれば、msp8-FAQ[at]mat.eng.osaka-u.ac.jpまで電子メールを下さい。あなたが「くだらない質問かも知れない」という質問ほど有り難く拝聴することかと思います。
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