SIP(戦略的イノベーション創造プログラム) – 革新的設計生産技術 三次元異方性カスタマイズ化設計・付加製造拠点の構築と地域実証 ~ 異方性カスタム設計・AM研究開発センター ~

本拠点のテーマ

現状のものづくりの問題点

顧客の「平均的・画一的」なニーズにのみ対応する類似商品群の乱立がコモディティ化を促し、日本の製造企業(ものづくり産業)は国際競争力を失っています。
日本の「ものづくり大国」としての地位の回復は日本経済復興に不可欠です。

取組み目標

関西地区における金属をはじめとする難加工材ものづくりの地域資源を活用し、「異方性カスタム設計・AM研究開発センター」を中心に世界に先駆けた異方性カスタム市場を開拓します。当初は、家電製品・生活福祉製品・航空エネルギー部材をターゲットとし、この関西発の新ものづくり手法を日本、さらには世界に向け発信していきます。

イノベーションスタイル

最適化デライト設計を上流概念とし、異方性カスタム化の超上流設計思想に基づき、「平均化・画一化」から「異方性カスタム化」へとものづくり概念を根底から覆す高付加価値化製品を生み出すための進化するイノベーションスタイルを実現します。

異方性・カスタム化 -新市場の創成ならびに牽引を目指す-
必要な方向に高機能性能を発揮する「異方性」をカスタマイズすることで多種多様なニーズに応えるものづくりを実現します。
この異方性カスタム化の超上流設計思想に基づいて、形状パラメータ・材質パラメータを同時に最適化制御する機能を備え、材質・形状のバランスを変えることで最適設計を可能とする共通基盤を構築し、ユーザ自らが最適化設計した製品イメージを、三次元造形装置を組み込んだソフト・ハード一体化システム(製販一体)として具現化します。

一気通貫モデル -顧客起点による高付加価値化-
プロダクトアウト商品を産み出すまでの、従来の商品企画から量産までのプロセスと比較して、顧客を起点とした開製販一体のプロセスでリードタイムの短縮を目指します。ユーザ自らが最適化設計した製品イメージを、三次元造形装置を組み込んだソフト・ハード一体化システム(製販一体)として具現化します。さらに顧客の満足度を客観的に評価する指標「デライトアセスメント」により、製品へのフィードバックを得ます。

新しいものづくり

顧客起点の設計・生産製造の一気通貫モデルならびに新規デライト指標の妥当性を地域実証により検証。超上流設計思想(異方性カスタム化)の啓蒙活動を通じ、大中小企業の参入促進を図り、絶えず進化し続けるものづくり拠点の構築を目指します。

出口戦略 -関西発の新ものづくりを発信-
本拠点の戦略は、多彩な企業の独自技術をクラスタ化することにより、異分野の垣根を越えた有機的連携・結合により創発的な商品や事業を産み出すことにあります。そのために製造リードタイムを短縮するだけではなく、情報や技術の流れを太くする「骨太・高速な一気通貫モデル」の実現を図ります。情報の流れ、ノウハウ、アイデアをつなげることで、多様な最適解による異方性カスタム製品の創成が期待されます。

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