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産学連携の推進

本拠点は基礎科学をその主たる対象としていますが、材料として社会に貢献するために、産業界のニーズにも的確に答えることを目指しています。そのために、素材産業と基幹専攻であるマテリアル生産科学専攻が連携した新たな組織として素形材プロセス共同研究講座を平成19年度に設置し、実用化に向けての展開を図ります。

この素形材プロセス共同研究講座との連携関係において、若手研究者が企業研究者との様々なディスカッションを通じて、実社会の材料に対するニーズを的確に認識し、次世代材料の実現に向けての基礎研究を学ぶことができ、また、大阪大学知的財産本部のルールのもと、共同研究講座を通じて研究成果の産業応用ならびに社会への還元を具現化する体制を構築していきます。

共同研究講座について

大阪大学では2006年4月、産学連携をさらに推し進める「共同研究講座制度」がスタートしました。この制度は、企業等から資金・研究者を受入、大学は研究者・施設・設備を提供し、企業と大学が対等の立場で共通課題に取り組む研究組織「共同研究講座」を阪大キャンパス内に設置するものです。

マテリアル生産科学専攻:「素形材プロセス共同研究講座」は、現在以下の共同研究講座で構成されています。(2012年3月31日)

住友金属 (鉄鋼元素循環工学) 共同研究講座 [2007.07.01〜] <住友金属工業株式会社>

  • 有価金属・希少金属資源リサイクル
  • 低品位鉄鉱石の利用効率UP

日新スティール (鉄鋼表面フロンティア) 共同研究講座 [2007.07.01〜] <日新製鋼株式会社>

  • 鋼の表面構造と機能の解明
  • 次世代高耐食・高機能ステンレス鋼の開発

新日鐵 (溶接・接合) 共同研究講座 [2007.10.01〜] <新日本製鐵株式会社>

  • 溶接部の耐割れ性向上と抑制技術の構築
  • 溶接部の材質特性改善と疲労向上技術