「ロシア・ウクライナ・日本合同シンポジウム」が開催されました。

2010年11月28日 千里阪急ホテル 葵の間にて"Russia-Ukraine-Japan Joint Symposium on Advanced Structural and Functional Materials Design" が開催されました。

材料研究において、ロシアならびにウクライナの研究者のオリジナリティーとアクティビティの高さは世界的に良く知られています。本シンポジウムは、ロシア・ウクライナ・日本の研究者が材料研究に関して活発な討論と意見交換を行うことを目的とし本拠点が主催となり開催しました。特に構造・機能材料のデザインに重要となる相変態の分野において活躍中の研究者を中心にシンポジウムにおける招待講演を依頼し、相変態の基礎理論からその応用に至るテーマについて討論がなされました。

拠点リーダー掛下教授による開会の挨拶に引き続き、午前中に2つのセッション、午後から2つのセッションが行われました。第1セッションでは、主に第一原理計算にもとづいた構造相変態の理解について、第2セッションでは磁性と構造相変態との相関について討論が行われました。第3セッションでは相変態を利用した新機能性材料のデザインについて議論がなされ、第4セッションでは相変態の理解のための新しい分析方法ならびに、相変態を利用した新しいデバイスの提案がなされました。最後に V. V. Kokorin 教授による閉会の挨拶が行われました。シンポジウムは本拠点の事業推進者、若手研究者を中心に43名が参加し盛況の内に終了しました。

千里阪急ホテル中庭にて、シンポジウム参加者による集合写真
会場の様子 討論の様子