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「先端材料の接合・加工に関するワークショップ」が、ウォータールー大学で開催されました。

2009年10月30日、大阪大学グローバルCOEプログラム「構造・機能先進材料デザイン教育研究拠点」とカナダ・ウォータールー大学先端材料接合研究センターとの共催による「先端材料の接合・加工に関するワークショップ」が、ウォータールー大学で開催されました。

ウォータールー大学は、本グローバルCOEとのMOU締結先であり、「グローバル材料研究アライアンス」を構築する機関の一つです。このワークショップは、本グローバルCOEプログラム事業推進者である廣瀬教授と、ウォータールー大学先端材料接合研究センター・センター長であるZhou教授によって企画されました。

大阪大学からは教員3名、学生5名、ウォータールー大学からは教員7名、ポスドク・学生多数が参加しました。これら2大学以外のカナダ・マクマスター大学、中国・清華大学、哈爾浜工科大学、南東大学、韓国・ソウル市立大学の教員も参加しました。全体として4カ国、7大学、教員14名を含む研究者45名、ポスドク4名、博士課程学生27名、修士課程学生多数が参加する大規模なワークショップとなりました。

ワークショップは4つのセッションから構成され、22の講演が行われました。マクロ−マイクロ−ナノレベルでの多彩な接合・加工研究が発表されました。特筆すべきは、ナノ粒子を用いた低温低加圧接合、およびフェムト秒レーザーを用いたナノ接合に関する研究が両大学から発表された点です。今後これらの分野では両大学は良きライバルとなって世界をリードしていくものと思われます。

ワークショップの後は、研究センターの見学と、懇親会が開催されました。和やかな雰囲気の中で真剣な議論が繰り広げられ、両大学の今後の研究進展にとって非常に意義深いワークショップとなりました。

Zhou教授による開会挨拶 ワークショップでの討論の様子
ワークショップ参加者記念撮影